キーボードの構造とその違いについて
こんにちは、Tomです(^o^)ノ
先日、
【レビュー】サンワサプライのキーボード(SKB-KG3BKN)が最高に使いやすい!
で、サンワサプライさんのキーボード(SKB-KG3BKN)について書かせていただきました。
そこで、キーの押し心地に関しても触れさせていただいたんですが
今回はそのキーの押し心地を左右する「入力方式」に関して
ご紹介したいと思います。
入力方式とは?
まず、キーの入力方式ってなんのことでしょうか?
キーボードのキーは、指で押して入力しますよね。
その「押した」という動作をどのように感知しているかと言うことです。
皆さん、経験されたことがあるかもしれませんが
安いキーボードは入力がしにくく
高いキーボードは入力しやすい
これ、気のせいじゃなくて実際そういう作りになってるんですね(σ゚∀゚)σ
今回はその違いに関してです。
メンブレン方式
一つ目が、このメンブレン方式。
一番、一般的なキーボードではないでしょうか(^o^)
パソコンを購入した際に付属しているキーボード、これはたいていメンブレン方式のキーボードです。
メンブレン方式というのは、
キーと、キーの下の反応材が接触して「入力」と認識するタイプのキーボードです。
キーと、キー下の反応材、その2つの接点がくっついた時に反応するんですね。
ということは、しっかり押し込めていないと反応してくれませんw
しかし、キーボードっていうのは
押し込めばしっかり返ってきますよね?押し込んだままになっちゃってるなんてこと…ありませんよね?w
これは、キーの下にクッション材が敷かれており
そのクッション性で反発しているんです。
というこは、その反発の仕方で入力感覚は大きく変わってきますよね?
ラバードーム式
メンブレン方式の反発のひとつが、このラバードームです。
「ラバードーム」というのは呼んで字のごとく「ゴムの円蓋」です。
ゴムでできた半円がキーの下にあると思ってもらえば結構です。
ラバードームタイプの場合、球体がつぶれたときに接点同士がくっつき「入力」と反応します。
ゴムの半円を手で押し込んだことのある人がいるのかわかりませんが、
半円を潰していくわけですので、ゆっくり押し込んでいっても、ある一定の場所まで来ると急に押し込んでしまうんです。
手元のキーボードのキーをゆーっくり押してみてください。
ゆっくり一定の力で下まで押していくのは難しくないですか?途中でいきなり沈み込んでしまいませんか?
そうだった場合、それはメンブレン方式のラバードームタイプキーボードだと思います。(*’_`)ノ
で、この説明でピンと来た人!がいるかは分かりませんがw
そう、「ドーム形状の上にキーを置いて…ぐらつかないの?」
と思いません?
半円の上にキーが乗っているだけではグラグラしちゃいそうですよね。
なので、このラバードームタイプのキーにはキーの側面にガイド(溝のようなもの)が付いており
しっかりと真っ直ぐ押し込めるようになっています。
キー一つ一つがしっかりとその穴に入っていけるようになっているんですね。
しっかりと押し込む必要があるので、キーストロークも割りと深めに設定されています。
僕が使用しているキーボードで約3.8mmほど。
と、しっかりした作りなんですがガイドがあるせいでキーボード自体に高さが出ちゃうんですよね。
どうしてもそのガイド部分の幅は取らないといけないので、キーボードが分厚くなってしまいます。
ここがデメリットかもしれませんね(゚ω゚; )
でも、ごく一般的なキーボードタイプであるがゆえに比較的安価です。
それに、色んなところで利用されているキーボードタイプですので好き嫌いはあまり分かれないように思います。
キーの入力方式、キータッチにこだわりがある人でなければ
このメンブレン方式ラバードームタイプのキーボードを買っておけば大丈夫でしょう(*’-‘*)
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パンタグラフ式
メンブレン方式キーボード、ラバードームタイプともう一つの入力タイプ
それがパンタグラフタイプです。
パンタグラフと聞いて、何か思い浮かべるものありませんか?
電車通な人ならパッと分かるかも…
そう、電車の上部に乗っているアレです!
この潰れた四角形のやつ、これがパンタグラフです。
で、今回のパンタグラフ方式のキーボード。
キーの下にある部品がこのパンタグラフに似ているため「パンタグラフ方式」と呼ばれています。
といっても、反発力にはラバードームと同じような方法をとっています。
しかし、先ほども説明したようにラバードームタイプの場合はキーをしっかりと押せるようにガイドが必要です。
そのガイドのせいでキーボード自体が分厚くなってしまっています。
このパンタグラフ方式のキーボードの場合は、キーを押す際のガイドが必要なくなります。
しかも、ラバードーム方式と違いキーのどの場所を押しても同じような感覚で沈み込んでくれます。
また、画像を見ていただければ分かるように、上下の高さがありませんよね?
そのため、キーボード自体も薄く設計することが可能です。
キーボードを薄く、ということは必然とキーストロークも短くなってきますよね?
パンタグラフ方式でキーストロークの短いものだと1.0mmなどのものもあります。
キーストロークが短いと言うことは指の上下運動が少なくて済むので
比較的、軽快なキータッチができます。
身近なものだと、ノートパソコンのキーボードはこのパンタグラフ方式がほとんどですね。
しかし、ノートパソコンのキーボードというと
隣のキーを押してしまったりっていう押し間違いが多いですよね?
このパンタグラフ方式のデメリットはそこかもしれません。
キー自体が薄く作られていることが多いので、キーの誤タイプが生じてしまいます。
でも現在はキー同士が独立した独立式のパンタグラフキーボードも売られているので
そういったキーボードなら安心かもしれません。
見た目もスマート、タイピングもスマートなキーボード
それがこのパンタグラフ方式キーボードです(*゚ε゚*)ノ
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メカニカル方式
メカニカル!
なんともかっこいい名前ですw
メカ=機械のイメージが強いんではないでしょうか?
そのとおりで、このタイプは電気スイッチによって反応します。
キー一つ一つに電気スイッチが付いており、そのスイッチの反応で「入力」と認識してくれるですね。
先ほどのラバードームやパンタグラフなどのような反発材はどうなっているんでしょうか?
このメカニカル方式には、反発にバネが使われています。
バネが使用されているので耐久性に優れています。
メンブレン式のキーボードのようにゴムとは違い、ゆっくりと押し込めばゆっくりと沈み込んでくれます。
ゆっくりと反応してくれるんで、滑らかなタイピング感覚が味わえるんです。
バネによる反発で、滑らかなタイピングが可能なので
1日中使用しいても指が疲れにくいのが特徴です( *゚ェ゚)ノ
しかし、メンブレン方式のキーボードに比べ
つくりがしっかりしている分、価格も多少高くなってしまいます(・ω・`; )
キーボードは頻繁に使うものだから、多少の出費があってもイイものを使いたい!
そんな人にはオススメのキーボードですね。
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静電容量無接点方式
最後に紹介するのがこの「静電容量無接点方式キーボード」
いかにも難しい名前ですw
これは、「キーが入力された」と言う動作を静電容量の変化で判別します。
上で説明させていただいたメンブレン、メカニカルとは違い、機械的な接点を設けていないのでとても静かな入力ができます。
静電容量とは、電荷が蓄えられた量のことです。
キーが沈み込むことによって、その反応する電荷が変化し「キーが入力された」と判断しています。
なんだかとても難しいですよね( ;´-`)
でも、このキーボード本当に優れているキーボードタイプなんです。
耐久性、静穏性、ともに最高クラスではないでしょうか?
そのため、
・パソコンエンジニア
・長時間タイピングを行うライター
・プログラマー
などの方は使用されている方が多いそうです。
僕もいつか欲しいキーボードですw
このタイプはやはり価格がそれなりに高くなってしまいます。
下手すると、メンブレン方式キーボードの10倍ほど…。
しかし、「キーボードは毎日使うものだし使う時間も長い、自分がこだわったものをずっと使い続けたい!」
と言う人は、この静電容量無接点方式のキーボードがいいかもしれませんね(*’_`)ノ
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さいごに
それぞれの入力方式の違い、どうでしたでしょうか?
仕事で使う、家で使う、用途は人それぞれかと思いますが
キーボードは常に手に触れて使うものです。
だからこそ、自分が気に入る一点が見つかるといいですね(ノ゚Д゚)
今回はキーボードの入力方式に関してでしたが、キーボードを選ぶ際にはそのデザイン性、機能性などもポイントになってきます。
その中で今回の入力方式の違いは一つのポイントなだけなので、しっかり選ぶことをオススメします。
以上、「キーボードの構造とその違いについて」でした( *’3`)ノ